神様の創造-17【神様の創造-17】『自分とは?』 「あなたはだれですか?」 「私はだれですか?」 紀元前約500年前にギリシャに住んでいたソクラテスが、街行く人々に問うたと言われています。 哲学は自分を知ることから始まったそうですし、すべての学問はそれから発展したそうです。 あなたはこの質問へ、どう答えますか? 名前は親か、誰かにつけてもらったものですね。 親の名前も、住んでいる場所も、すべて誰かがつけた名前です。 それでは、本当のあなたはだれですか? 「自分を知る」ことは、それほどに困難なことです。 いまでも、明快な回答がありません。 「いま、私はここにいる。」 などと答えるのが、精一杯です。 「そんなに難しいことなら、考えてもムダでしょう。」 そんな声が聞こえてきそうです。 そうは思っても、自分が分からないことは、気になるものです。 今から30年前に話題になったアメリカ映画「Roots」がありました。 自分の先祖がアフリカ大陸から連れられてきた、そのルーツを探すという設定でした。 人は系図を作ったりして、自分の系譜の正当性を主張しようとします。 イエス・キリストはダビデ王の子孫と聖書に書かれているそうです。 このような系譜については、興味がある人にお任せしましょう。 私達がいま、問題にしているのは、まさに「ソクラテスの疑問」についてです。 「あなたはだれですか?」 この疑問について考えています。 答えがないのなら、自分を知る方法はないのでしょうか? いいえ、私はあると思います。 【神様の創造-18】へつづく ジャンル別一覧
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